国際ゾンタとは
国際ゾンタとは、1919年にニューヨーク州バッファローで設立・結成された、女性の地位向上のために協力し合う世界的な奉仕団体です。
「ゾンタのビジョン(将来への展望)」
国際ゾンタは、人権を持つことが女性の権利である世界、女性が持つ可能性を十分に発揮できる世界を目指します。
すべての女性が文字を知り、男性と同等の教育を受け、健康を保ち、法的権利を持ち、経済的財源を手に入れることが出来る世界です。女性が暴力におびえることなく生活できる世界です。
国際ゾンタは地区から成り立っています。世界中を地区に分け、日本は26地区に属しています。
地区はさらにエリアに分けられ、エリアには各々のゾンタクラブがあり、国際ゾンタの基本となる構成単位になります。
ゾンタクラブは毎月1回、例会を開きます。年に1回、エリアミーティングを行っています。
地区大会は2年に1度、開催します。
国際ゾンタは2年に1度、世界中のゾンタ会員でインターナショナル・コンベンションを開催します。
設立目的
- 地域の皆様にご支援いただきながら、地球レベルで奉仕を行うことです。
- あらゆる分野の女性の地位改善を図り、実施します。
- 事業の経営者や専門職の人々の世界的な親睦を通して国際親善、相互理解、そして平和の向上のために働きます。
- 人権の尊重と推進をはかります。
- 高い倫理基準を育成し、地域社会や国家、そして人類に奉仕するために会員が助け合い、親交を深める目的のため、国際的に団結します。
以上の目的を達成するために、奉仕プログラムをつくり実施しています。
国際ゾンタ奉仕プログラム
- アメリアイアハート研究援助資金
- 女性事業家を目指す女性の為のJMクローズマン奨学基金
- 公的活動に携わる若い女性への奨学基金(YWPA)
- 国際奉仕プログラム
- 女性と少女への暴力に対するゾンタの戦略(ZISVAW)
主な国際活動
- ユニセフ「国際婦人開発基金」共同プロジェクト
- ユネスコ、ILOへの訪問
- セネガル、ガテマラへの援助
アルゼンチン、ボツワナ、ブラジルなど13開発途上国における女性開発プロジェクトへの支援 - スリランカの井戸発掘基金援助
35,000人におよぶ乾燥地帯に住む住民に、安全な飲料水を提供するための井戸水プロジェクト - コロンビア健康・教育センター設立
- パンアフリカ訓練・研究センター設立
- ガーナ農村地帯に向け移動医療装置寄贈
- ドイツに難民家庭用アンネフランク村を設営
- ハンガリー難民への直接援助
- ネパールの妊産婦及び子どもに対して破傷風予防注射の供給
ゾンタの歴史
- 1919年設立 ニューヨークのバッファローにおいて
- 1921年 ニューヨーク、シラキュースで第1回ゾンタ・コンベンション開催
- 1930年 オーストリア・ウィーンクラブの加盟後、最初の名称
「Zonta Con-federation(ゾンタ連合)」を「Zonta International(国際ゾンタ)」と改称 - 1928年 シカゴに本部を開設
- 1946年 国連の諮問機関の資格(Consultative status)を得る
- 1948年 南米最初のゾンタクラブ(チリ)
- 1952年 アジアに最初のゾンタクラブ(フィリピン)
- 1961年 日本最初のクラブ「東京T」設立
ゾンタのマーク
「ゾンタ」の語源はアメリカ原住民スー族の言葉で、「誠実」「信頼」を意味します。